平成23年度 第1回地域リハビリテーション講習会(東日本大震災リハビリ支援報告会) -実績報告-
テーマ: 「僕たちは、何が出来たんだろう? ~東日本大震災のリハビリ支援~」
あの東日本大震災から約5ヵ月が経ちました。
被災地へ向けて多摩地区からもたくさんのリハビリセラピストが現地へ向かい活動をしました。僕たちは、何が出来たのでしょうか。復興が長期化する中、
リハビリ関係者がこれからできることを考えるための、報告会です。
開催概要
開催日: 平成23年 9月16日(金)
会 場: 八王子市クリエイトホール11階 視聴覚室
参加人数: 50名
講 師: 新天本病院 今村 諭 先生 他
内容
今村 諭 先生(福島にて被災(避難区域内で病院経営) 現、新天本病院)
石井 博之 PT(栃木(療護施設)にて被災 現在、杏林大学)
嶋崎 眞治 PT(永生病院 東京都医師会医療救護班 気仙沼)
小森 梓 PT(あい訪問看護ステーションJRS 巡回療養支援チーム気仙沼)
齋藤 俊文 PT(老健イマジン リハビリ10団体 石巻)
東日本大震災翌日から救援活動に参加したスタッフの報告
今回は被災に遭われた当事者からの報告
被災地では「○○が求められているはずだ」、「自分は○○ができる」と、活動を絞り込んで現地に赴く方がいるが、被災地・被災者のニーズは日々変化ししている。その時はその日に出ているニーズに合わせて臨機応変に対応していくことが大切。もし何かを断られる場面が出たとしても、それは意地悪や怠慢ではなく理由のあることなんだ、と考える参加者間の信頼関係がベースにあって、はじめてお互いが気持ちよく活動できる。
感想
気仙沼地域リハ支援センター後藤様より
- リハビリ関係者は人馴れしている。それが被災地・被災者にとっては何よりだった。…他の職種ではみられない。
- 復興が順調に進んでいるのは被災地に入ってくれた自衛隊、ボランティアの皆さんのお蔭。市民を代表して心から感謝します。
- ボランティア自身の満足は望むものではないが、行った者としては非常に気にかかるものだった。…医療救護班医師 「不完全燃焼ですが…。」