平成23年度 第2回 新人セラピスト教育研修 -実績報告-

 

テーマ: HNA; Human Normal Action理論によるトランスファ

平成23年度第2回新人セラピスト教育研修
平成23年度第2回新人セラピスト教育研修 ご案内(PDF)

毎年好評を得ています「HNA理論による移乗動作法」の講習会、今年度は新人教育研修として企画しました。実技が主体のインフォメーションコースです。現場で活かせる技術をぜひ体感してください。職種に関係なく医療・介護・リハビリにあたる多くの皆様の参加をお待ちしております。
※本研修会は入職1~3年目のセラピストを対象として企画しています。

開催概要

開催日:   平成23年 9月29日(木)
会 場:   永生病院
参加人数:  52名
講 師:   動作介助研究会インストラクターの皆さん

内容

2011年度第2回新人研修プログラムの様子1

【1. Human Natural Actionとは】
 人間の正常な動作パターンが理論の中心として用いられる。
 「持ち上げる」ことによる腰痛・事故を防ぐ。
 最小限の介助で行われるためケースの残存能力が活かされる。

【2. トランスファーに介助が必要なケース】
 下肢の支持性はあるが、立ち上がれないケース。
 下肢・体幹の支持性が無いケース。

2011年度第2回新人研修プログラムの様子2

【3. 介助をする上で忘れてはならないこと】
 ケースの能力を的確に判断する。
 「ケースを動かす」のではなく「動くことを手伝う」。
 「してあげる」ことでケースの能力を奪わない(過介助になっていないか?)。
 「適切な声かけ」も立派な介助である。
 ケースが不快な思いをしていないか考える。

感想

  • 普段の日常の接し方を再確認する。よい機会となりました。
  • 分かりやすい説明と実演をとても学習できました。全ての患者様の身になることが大切だと思いました。
  • 意外な方法で行うのに驚きました。介助とは相手の出来ない部分を見極めて介助するという基本を知る事が出来ました。
  • 対象者の隣に座って太ももの上にのせるやり方は、初めて知りました。
  • 今まで介助者の目線でトランスしていましたが、対象者の立場に立ったトランスを改めて教えられたと思います。
  • 重心を感じることは今までにもよく言われてきましたが、このような実技により、より深く理解できました。
  • 実技をたくさんやっていただけて、とてもわかりやすかったです。
  • スライド法を初めて実践してみて、トランスがこんなに楽にできることに驚きました。

心に残った一言

 「移乗介助は、介助者の筋力や体格とは無関係。動きのコツを覚えればよい。」

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