平成25年度 第1回 新人教育研修プログラム (新人セラピスト教育研修会)
テーマ: 肩関節疾患の基本的な知識と治療
新人セラピスト研修では、昨年に続いて2回目となる、「運動器疾患」をテーマにした講義です。
今回は、肩関節の代表的な疾患や症状に対して具体的にどのような評価を行い、どの様に具体的な治療(手技)を行うのかを考えます。
明日からの臨床ですぐに応用できる内容ですので、新人の方必見です。
※本研修会は入職1~3年目のセラピストを対象として企画しています。
開催概要
開催日: 平成25年 9月26日(木)
会 場: 介護老人保健施設 イマジン2階
東京都八王子市椚田町583-15 [地図]
参加人数: 123名
講 師: 東京天使病院リハビリテーション科
科長 佐々木良 先生
内容
○解剖学等の復習
○肩甲骨と鎖骨、上腕骨を繋ぐ靭帯
○肩甲骨に付着する筋の分類
○肩関節の副運動
○肩関節のニュートラルポジションと可動範囲
○肩関節の動きは三次元
○上肢の拳上は複合運動
○肩関節周囲炎
○肩疾患の変性機序
○肩疾患別フローチャート
○肩の疼痛多発部位
○肩関節の神経分布
○レントゲン写真
○実際にどうする問診のHowTo?
○例えば背臥位で何を評価する?
○鑑別すべき疾患
○テーピングってどうよ?
感想
- 筋を二次元ではなく三次元で捉えること。起始・停止だけでなく、形状を知ることがストレッチの方法につながるということをはじめて知りました。
- 臨床に基づいた内容だったので、とてもわかりやすく、基準にしたいと思いました。肩の痛みは悩まされるので、参考にしたいです。
- 肩が痛いと言っても、非常に多くの原因があり、解剖学、運動学の大切さを改めて感じることができました。
- 肩が痛いという患者様に対して、何が原因で痛みが生じているのかあいまいな部分が多かったのですが、今日の講義を聞いてそこが明確になりました。
- 肩だけでなく筋全体の基礎として考えられる内容でした。とても興味深く聴けました。ありがとうございました。
- 四十肩、五十肩は生活習慣病であるというのは印象に残りました。
心に残った一言
・肩関節の動きに角度でなくcmで評価すると、わかりやすい。
・介入時は、疼痛を与えないことが大切。