平成25年度 第2回 新人教育研修プログラム (新人セラピスト教育研修会)
テーマ: 脳血管疾患リハにおける基本動作の評価・介入
今回は、基本に立ち返って、脳血管疾患に対する基本動作の評価・介入についてお伝えしていきます。現場で役立つ情報満載です。
※本研修会は入職1~3年目のセラピストを対象として企画しています。
開催概要
開催日: 平成25年10月10日(木)
会 場: 北原国際病院 4階 理学療法室
東京都八王子市大和田1-7-23 [地図]
参加人数: 51名
講 師: 北原国際病院 技監
八児 正次 先生、三浦 祐輔 先生
内容
1.講義
○片麻痺者の障害像
○基本動作は随意的活動か?
○随意運動における姿勢と運動の統合
○コアコントロール
○CPG
○Postuai Controlに必要な脳領域と感覚
○抗重力活動
○姿勢調整機構
○身体図式
○パーソナルスペース
○基本動作の誘導において
2.実技(寝返り・起き上がり)
○良い寝返り・起き上がり
○力のモーメント
○BOS
○麻痺側からの寝返り・起き上がり
○肩の保護
○準備的介入(背臥位)
感想
- 片麻痺の人の治療における基盤となる知識を学ぶことができて、患者様の反応をみながら今日の知識をいかしていきたいと思いました。
- 視覚的な広がりなどが姿勢に影響すると学べました。
- 安定を作ることで動作が容易になることが分かりました。
- 介入をするにあたり、連結や支持基底面をを生かすことで介入者も介助者も苦痛や負担が違うことを改めて感じました。
- 麻痺側からの動作がとても勉強になった。
- 動作前の準備がどれ程大切か、改めて教えて頂きました。ありがとうございました。
- ただ体に触れるだけで、こんなに状態が変わるとは思いませんでした。ダイナミックな動きにとらわれず、静止した状態の評価をもっと大切にしたいと思いました。
- 「患者さんと感覚を共有する」ということを伺い、これまで訓練では自分主体に自分の感覚で行ってしまっていたので、明日から患者さんが安心できて更に動けるように、ということを改めて意識しようと思いました。
心に残った一言
・体を動かすためには、まず体が安定していることが必要。