平成25年度 第6回 新人教育研修プログラム (新人セラピスト教育研修会)
テーマ: 明日から考える!認知症の基礎とより良い接し方
新人セラピスト研修では、初めてとなる「認知症」をテーマにした講義です。今回は、基礎的な講義に加えて、地域での取り組みも紹介していきます。認知症に関わる全ての方必見です。
参加された方はオレンジリングを取得できます!
※本研修会は入職1~3年目のセラピストを対象として企画しています。
開催概要
開催日: 平成25年12月12日(木)
会 場: 新天本病院1階リハビリテーション室
東京都多摩市中沢2-5-1 [地図]
参加人数: 70名
講 師: 新天本病院
老年精神科 医師
杉山 恒之 先生
八王子市高齢者あんしん相談センター高尾
センター長
斎藤 健一 先生
内容
1.認知症の基礎
○認知症から神経認知障害へ
○脳神経障害(記憶障害・実行機能障害・失語・注意機能障害・失行・失認)
○よりよい対応のために
○代表的な認知症の特徴
○認知症の経過認知症の治療
○生活傷害の進行予防
○家族へのアドバイス
○オレンジプランの概要
2.ロールプレイ
3.相談窓口について
○病院ソーシャルワーカー
○地域包括支援センターの相談員
○ケアマネジャー
感想
- 実際にロールプレイングをしてみて、セラピストから言われる言葉でグサッとくる言葉など、改めて感じることが出来ました。とても楽しかったです。
- 認知症の人ではなく、認知症を有する人、という言葉が印象に残りました。
- 認知症の方の背景を知ることも大切だということを聞いて、改めて、患者様の疾患を確認してみようと思いました。
- 認知症の患者さんに対して、認知症だからではなく、その人の今までの背景が大切なんだと感じました。
- 評価を強要せず、本人に合わせたリハビリを行うことが大切だといろいろと学びました。
- 「認知症に明日なったら、安心して暮らせますか?」毎日患者様と接していて、セラピストである私達も大変な場面が多くあります。家族だけで背負ってしまうこともあると思いますが、近所で、町で、国で安心して過ごせたらいいのになと思いました。
- 「~せねばならぬ」にならないように、というのは日々の臨床に追われていると忘れてしまいそうになってしまうので、明日からもう一度心掛けて患者様に接していこうと思いました。ロープレイは意外でしたがおもしろかったです。
心に残った一言
・認知症はその人そのものではなく脳の一部分の障害である
・もしあなたが認知症になったら、あなたは住み慣れた街で安心して暮らせますか?