平成27年度 新人教育研修 第1回
第1回テーマ
「新人だから知っておきたい高次脳機能障害」
講師:江村 俊平
南多摩高次脳機能障害支援センター兼
永生クリニック 言語聴覚士
開催概要
開催日:平成27年8月21日(金)
会 場:エスフォルタアリーナ八王子 会議室
参加人数:50名
内容
- 高次脳機能障害とは
- きっかけとなった出会い
- 症例Aさんの事例 遅延再生、作話、記憶障害
- 5つのポイント 低次脳から考える、目標を共有する、代償手段はしみじみ反復、活動量・参加の場の確保、年単位でのフォローアップ
- 高次脳機能の階属性
- OliverZangwillCenter
- いい目標を立てることが重要
- 高次脳機能障害のEBM
- 記憶力について メモについて、誤り学習について
- おまけ
感想
- 高次脳は15年と長いスパンで回復していくこと、まだ1年目なので想像がつかないです。
- PTとして「姿勢や呼吸、耐久性などの低次のところを改善させることで高次脳の改善につながっていくことがわかった。
- 目標を共有する否定的な目標は達成が難しい。臨床で迷っている部分を分かりやすく教えていただいてよかったです。
- 症例を交えながら説明していただき具体的で分かりやすかったです。演習もあり自分で考えることが出来て良かったです。
- 高次脳障害に対してPTが介入できることがたくさんあるということがわかりました。
- 「目標を共有する」臨床の中で患者様とどれだけ深く目標を共有できているか考えるきっかけとなりました。
- 脳は変わっていく、脳がモノを捉える見方が変化する。
- しびれました、先生の下で学びたいです。
- 「ドリルのようなリハビリをするのはやめたんだ」という一言が心に残りました。
- おもしろいなーと思いながら楽しく学ばせていただきました。高次脳機能の階属性で、やるべきことがあるというのを初めて知りました。
- 高次脳に対するアプローチではなく階属性に沿って治療を行うことの重要性を初めて知り明日からの臨床に活かしてみたいと思います。
- 低次能から整えるという視点を初めて知り、今後の臨床でも活用できると思い印象に残りました。脳は時間が経てば変わるという言葉も心に残ってます。