平成22年度 第4回 新人セラピスト教育研修 -実施講習会等の概要-
テーマ: 「そうだ! 画像所見を診てみよう!」
画像所見を診ることは選択しうる評価手技の一つです。
画像所見は知識と経験が必要で、最初はとっつきにくいものですが、患者様が模範解答となり、毎回答え合わせをしてトレーニングが可能です。最新鋭の機器も、解らないから使わないのでは宝の持ち腐れです。最初の一歩を踏み出すための基本的な内容を紹介します。
開催概要
開催日: 平成22年12月8日(水)
会 場: 東京天使病院
参加人数: 83名
講 師: 佐々木 良 先生
(東京天使病院 リハビリテーション科 科長)
内容

【1.脳機能局在論の歴史】
17世紀から20世紀初頭:骨相学、ブローカ・ウェルニッケ、ブロードマン
20世紀前半から1980年代:負傷兵、ロボトミー、分離脳
1990年代以降:MRI、PET
【2.神経の基本構造】
ニューロン、樹状突起、神経突起、伝導・伝達、神経伝達物質
【3.大脳皮質の名称】

【4.大脳皮質の解剖】
橋,トルコ鞍入り口のレベル:前頭葉、側頭葉、橋、小脳
橋上部レベル:前頭葉、側頭葉、視床下部、中脳、小脳
第3脳室レベル:線条体(被殻、尾状核)、内包、視床下部
松果体レベル:線条体(被殻、尾状核)、内包、視床
脳梁膨大レベル:脳梁膨大部、側脳室
側脳室体部レベル:帯状回
側脳室上方レベル:帯状回、帯状溝
【5.大脳皮質の機能局在論】
運動野(ブロードマン4野):運動そのものに関与、機能分化が明確
補足運動野(ブロードマン6野):運動の調節に関与
【6.画像所見を用いた演習】
心に残った一言:「患者様が模範解答となり、毎回答え合わせを繰り返していくことで、画像診断ができるようになる!」
感想
- 明日から今回の資料をもとにMRIをみてみようと思いました。本当に勉強になりました。復習をしたいと思います。とっつきにくい画像について興味がわきました。
- 知識・学問として学んできたものの、なかなか臨床場面で見ても役立てることができずにいました。まだ分からないことばかりですが、今日をきっかけに多くの画像を見てゆこうと思います。ありがとうございました。
- 大変ためになるご講演ありがとうございました。画像を見ることで、回復の見込みなどが予想できるなど新たな発見がありました。
- 視床=感覚麻痺と大雑把にとらえていましたが、今回の勉強会を通しもっと細かく評価し治療につなげることが大切だと感じました。
- 画像は今まで何回も見ていますが、本etcでみながら確認しても、いまいちよく理解できませんでした。この資料を活用しながら再度勉強していきたいと思った。できればもう少し時間をかけて説明してほしかったです。
- 脳画像の見方が実用的な方法を知ることができました。自力でトレーニングしてみます。ありがとうございました。
- 解剖学の勉強も改めてし直さなければいけないと実感しました。
- 今まで画像から症状を考えたことはなかったので、今後意識して画像をみていきたいと思います。ありがとうございました。
- 基本ではついていけたのに、途中からついていけないと思いがっくりしてましたが、画像トレーニングでは理解できてホッとしました。解剖での見分けるポイントとか最高でした。
- 画像の勉強は必要だと思いながら難しく避けてしまいがちでしたが、今回の分かりやすい資料と講義で、もっと画像を見て、患者さんの症状と比較してみようと思いました。ありがとうございました。
- 深い分野だと思うので、今日の内容を基本にして勉強したいと思います。


















