平成21年度 第2回 新人研修プログラム -実施講習会等の概要-
テーマ: 呼吸の基礎と理学的所見

開催概要
開催日: 平成21年 9月29日(水)
会 場: 北原脳神経外科病院
参加人数: 60名
講 師: 倉田考徳先生
(北原脳神経外科病院
リハビリテーション科 科長 理学療法士)

内容
・呼吸とは
生きる上で必須の呼吸とは一体何なのか
・O2とCO2の役割
酸素と二酸化炭素とは一体何なのか、正常とは何か
・O2とCO2の異常(呼吸不全)
酸素と二酸化炭素の異常所見とその意味について
・低酸素血症の原因
低酸素になる要因と病態について
・高炭酸ガス血症とは
高炭酸ガス血症の原因
二酸化炭素の排出不全の原因とその病態について
・理学的所見(聴診/打診/視診/触診/バイタルサイン)
ベットサイドでの評価方法
・まとめ

感想
- 現在担当している患者様の呼吸状態と照らし合わせて聞けたので良かったです。
- O2とCO2の区別がつきにくく混同してしまいがちなため、整理していく必要があると思いました。
- STも呼吸に関わるにもかかわらず、知識としてほとんど持っていなかったと痛感しました。
- 理学所見の見方のデモも加えて頂き、とても分かりやすかったです。
- 苦手でとっつきにくかった部分をわかりやすく説明して頂き、大変勉強になりました。
- 多くの病院が交流できる良い機会だと思いました。今後も継続して頂けたらと思います。
- バイタルの数値的な異常の部分は臨床的に意識して対応を考えていましたが、その対応に対する理論立てが不十分であったことに気付きました。
- 実際には運動前後で状態が大きく変動する患者様もいますので、そういった際にどう考えるかというきっかけになりました。

