平成22年度 動作介助法講習会(HNA理論による動作介助法) -実施講習会等の概要-

 
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平成22年度 動作介助法講習会[HNA理論による動作介助法]
平成22年度 動作介助法講習会[HNA理論による動作介助法] ご案内(PDF)

 会 場:   介護老人保健施設イマジン
 講 師:
  斉藤 大輔 先生 (NPO法人 動作介助研究会
    医療法人社団 愛友会 動作介助研究会員)、
  高城 宗敏 先生 (NPO法人 動作介助研究会)、
  中野 まり子 先生 (NPO法人 動作介助研究会)

内容

 1回目: 平成22年 9月 9日(木) 「ホールドアンドカバー法」(斉藤大輔講師)
 2回目: 平成22年10月 7日(木) 「スライド法」(高城宗敏講師)
 3回目: 平成22年11月11日(木) 「寝返りから起き上がりまで」(中野まり子講師)

【トランスファーの問題点】
 「持ち上げる」ことによる腰痛・事故

【Human Natural Action の概念】
 人間の正常な動作パターンが理論の中心として用いられる。
 「わたしたちはどのように動くのか?」⇒「ケースは何ができるのか?」を考えることで、、必要なところにのみ介助を加えていく。介助が最小限で行われるためケースの残存能力がいかされる。

【トランスファーに介助を要する原因】
 1.下肢の支持性はあるが、立ち上がれない
 2.下肢・体幹の支持性が無い

【介助をする上で忘れてはならないこと】
 ・ケースの能力を的確に判断する
 ・「ケースを動かす」のではなく「動くことを手伝う」
 ・「してあげる」ことでケースの能力を奪わない(過介助になっていないか?)
 ・「適切な声かけ」も立派な介助である
 ・ケースが不快な思いをしていないか考える

感想

  • ケアワーカーに伝えるためにもがんばります。
  • 日々の業務もお忙しいなか、計画から実施まで御尽力頂き、ありがとうございました。
  • とても有意義な時間になりました。とてもわかりやすく、便利なトランスファーを教えて頂きました。ありがとうございました。
  • とても良い研修会でした。改めて自分の重心移動の大切さを実感しました。
  • 明日から使える知識:技術をありがとうございました。
  • 実際の業務内で、スライド法を使用し、ご本人、スタッフに、楽なケアが出来るようになりました。
  • 実際に臨床で使ってみたいなと思います。
  • デモンストレーションを丁寧に行っていただき、分かりやすかったです。
  • 参加人数に対してしっかり講師の方についていただき指導を受けられることができました。
  • トランスファー、起居動作の患者様、介護者に負担のかからない動作を学べました。臨床の場で活かしていきたいです。
  • みんなに伝達していきたい。最後に参考用紙をもらえて助かりました。ありがとうございました。
  • 現場で使える介助法をわかりやすく伝えていただきました。ありがとうございました。
  • 具体例をまじえてとてもわかりやすく、参考になりました。
  • 実際の現場でも導入してみたいと思いました。
  • とても勉強になり、臨床で役に立ちました。ありがとうございました。

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平成21年度 動作介助法講習会(HNA理論による動作介助法) -実施講習会等の概要-

 

 会  場:   介護老人保健施設イマジン
 参加人数:  計166名
 講  師:
  長田好広先生 (NPO法人 動作介助研究会 大久野病院リハビリテーション科)、
  須崎隆光先生 (NPO法人 動作介助研究会 医療法人社団 清伸会 ふじの温泉病院)、
  富森 賢先生 (NPO法人 動作介助研究会 緑が丘訪問看護ステーション)

第1回 「ホールドアンドカバー法」

開催概要

 開催日: 平成21年 9月10日(水)

内容


 ・ADLにおける動作介助の位置付け
 ・HNA: Human’s Natural Actionとは・・・LiftingとShifting
 ・「持ち上げない」 腰痛・事故の予防
 ・移乗動作の構成要素と自立度からみた
   トランスファーパターンの分類
 ・Hold & Cover 法とは
 ・「重心を足部に移す―回転する―重心を座骨に戻す」
   従来法との違い 重心移動 実技

第2回 「スライド法」

開催概要

 開催日: 平成21年 10月8日(水)

内容


 ・トランスファーに介助を要する原
 ・従来の介助法とテコの原理
 ・スライド法とは
 ・「乗せる―回転する―座らせる」
  技法のポイント 適応と下肢の支持性 実技

第3回 「寝返りから起き上がり」

開催概要

 開催日: 平成21年11月12日(水)

内容

 ・HNAによる寝返り介助 テコの原理 動作の順序・動作の方向・寝返る方法 実技
 ・HNAによる起き上がり介助 トルク作用の応用 側臥位からの動作の順序 骨盤を斜め後方に転がす 実技
 ・介助上の注意点

感想

  • ・大変密度の濃い充実した内容でした。3時間みっちり技術講習が受けられ、しかも無料というのは大変なことだと思います。
  • ・会場がやや遠いのが気になりました。
  • ・患者様に優しい動作介助だと思います。
  • ・HNAを世間に広げていきたいと思いました。広報活動をもっともっと頑張って欲しいです。
  • ・練習や有料の講習会を通して、さらなる向上を図らないと、患者様には活かせないと思います。今後も練習していきます。
  • ・体重移動を利用することで、余分な力を必要としない移乗の仕方を学べました。ありがとうございました。
  • ・今度は患者様の能力を最大限に活かした動作練習方法(介助動作自体が動作練習になるような・・)を知りたいです。
  • ・今回の講師の方々に、施設に来て頂きたいです。介助する側・される側の両方が楽な方法があることを知り、眼からうろこでした。ありがとうございました。
  • ・人間の基本的な動作を知ることが大切だと感じました。
  • ・リハだけでなく、介護職の方にも「人の動きを邪魔しない援助」の一端を教えて頂きました。今後、デイ・入所スタッフにも参加を促すと共に、もっと基礎的な知識・技術の伝達を進めたいと思いました。
  • ・おもしろかったです。スライド法はさっそく現場で使っています(当然ですが、やりにくい方もいますが・・)。
  • ・開催時間帯を変えて欲しいです。

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第3回: 平成20年10月15日(水) 「寝返りから起き上がりまで」
 講師: 高城宗敏先生 (介護老人保健施設エンジェルコート MSW)
 参加者: 42名
第2回: 平成20年9月17日(水) 「スライド法」
 講師: 末峯純一先生 (介護老人保健施設エンジェルコート 理学療法士)
 参加者: 46名
第1回: 平成20年8月20日(水) 「ホールドアンドカバー法」
 講師: 佐藤幸恵先生 (@訪問看護ステーション 理学療法士)
 参加者: 52名

平成20年度から、西多摩地域リハ支援センターとの共催で動作介助法研究会の皆さんを講師に迎えて3回シリーズにて開催しました。各回とも50名近い参加者を得て大変好評でした。平成21年度も9月より3回の予定で開催予定です。

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