平成21年度 動作介助法講習会(HNA理論による動作介助法) -実施講習会等の概要-
会 場: 介護老人保健施設イマジン
参加人数: 計166名
講 師:
長田好広先生 (NPO法人 動作介助研究会 大久野病院リハビリテーション科)、
須崎隆光先生 (NPO法人 動作介助研究会 医療法人社団 清伸会 ふじの温泉病院)、
富森 賢先生 (NPO法人 動作介助研究会 緑が丘訪問看護ステーション)
第1回 「ホールドアンドカバー法」
開催概要
開催日: 平成21年 9月10日(水)
内容
・ADLにおける動作介助の位置付け
・HNA: Human’s Natural Actionとは・・・LiftingとShifting
・「持ち上げない」 腰痛・事故の予防
・移乗動作の構成要素と自立度からみた
トランスファーパターンの分類
・Hold & Cover 法とは
・「重心を足部に移す―回転する―重心を座骨に戻す」
従来法との違い 重心移動 実技

第2回 「スライド法」
開催概要
開催日: 平成21年 10月8日(水)
内容
・トランスファーに介助を要する原
・従来の介助法とテコの原理
・スライド法とは
・「乗せる―回転する―座らせる」
技法のポイント 適応と下肢の支持性 実技

第3回 「寝返りから起き上がり」
開催概要
開催日: 平成21年11月12日(水)
内容
・HNAによる寝返り介助 テコの原理 動作の順序・動作の方向・寝返る方法 実技
・HNAによる起き上がり介助 トルク作用の応用 側臥位からの動作の順序 骨盤を斜め後方に転がす 実技
・介助上の注意点

感想
- ・大変密度の濃い充実した内容でした。3時間みっちり技術講習が受けられ、しかも無料というのは大変なことだと思います。
- ・会場がやや遠いのが気になりました。
- ・患者様に優しい動作介助だと思います。
- ・HNAを世間に広げていきたいと思いました。広報活動をもっともっと頑張って欲しいです。
- ・練習や有料の講習会を通して、さらなる向上を図らないと、患者様には活かせないと思います。今後も練習していきます。
- ・体重移動を利用することで、余分な力を必要としない移乗の仕方を学べました。ありがとうございました。
- ・今度は患者様の能力を最大限に活かした動作練習方法(介助動作自体が動作練習になるような・・)を知りたいです。
- ・今回の講師の方々に、施設に来て頂きたいです。介助する側・される側の両方が楽な方法があることを知り、眼からうろこでした。ありがとうございました。
- ・人間の基本的な動作を知ることが大切だと感じました。
- ・リハだけでなく、介護職の方にも「人の動きを邪魔しない援助」の一端を教えて頂きました。今後、デイ・入所スタッフにも参加を促すと共に、もっと基礎的な知識・技術の伝達を進めたいと思いました。
- ・おもしろかったです。スライド法はさっそく現場で使っています(当然ですが、やりにくい方もいますが・・)。
- ・開催時間帯を変えて欲しいです。
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