平成22年度 第1回 新人セラピスト教育研修 -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 臨床が変わる 60分間の軽イイ話(片麻痺編)

平成22年度第1回新人セラピスト教育研修
平成22年度第1回新人セラピスト教育研修 ご案内(PDF)

片麻痺をもった患者様の姿勢と運動に介入するとセラピストは多くの困難に出会います。
しかしこの困難性は、介入する我々が助長している事もあります。ヒトが効率よく動くためのイイ話と実技を紹介します。

開催概要

開催日:   平成22年 9月29日(水)
会 場:   北原脳神経外科病院
参加人数:  73名
講 師:   八児 正次 先生
      (北原脳神経外科リハビリテーション科)

内容

2010年度第1回新人研修プログラムの様子1

【1.セラピストの心構え】
  クライエントに喜ばれるセラピストとは

【2.脳機能と運動制御】
  脳損傷による臨床症状とは
  中枢神経系の可塑性

2010年度第1回新人研修プログラムの様子2

【3.片麻痺者のとらえかた】
  姿勢の評価・分析
  アライメント
  Core stability

【4.介入のヒント】
  うまい介助誘導とは・・・
  触れ方と姿勢筋緊張
  クライアントの動きに抗わない
  寄り添いながらクライアントの動きの幅を拡げていく

【5.座位立位で体験できる実技】
  立ち上がり:隣の人と肩を組んで立ち上がる
  自分の動きを相手に伝える―相手の動きを感じとり、学びとりながら動く。

【6.まとめ】

 心に残った一言:「リハビリテーションは日々“感動”できる仕事。」

感想

  • 実技を交えた教授は理解しやすかったと思いました。
  • ボバースコンセプトについての理解が深まりました。
  • 患者様との感覚の共有(感じ取ること)は難しいと感じましたが勉強していきたいです。
  • 新しい視点からみることができました。とても細かな意識を高めていくことで今まで感じることのできない反応をかんじると思いました。
  • 患者様へのタッチの仕方でも姿勢筋緊張は変化するため日頃の自分自身の触診の仕方も意識していく。
  • 立ち上がりの動作分析などはほとんど経験がなかったので少し知識をもって参加したいと思いました。
  • 今回の講習でもっと運動学を知りたいです。
  • 実技もあり、頭に入り易かったです。
  • 初めて知ること、聞いたことがあるけど…と言うことが、とても分かりやすく説明していただけて、面白かったです。
  • 患者さんが感じることが非常に大切だと感じました。
  • 基礎的な機能評価を再度確認し、姿勢アプローチを見直してみようと思いました。
  • もっと患者さんを感じながら、リハビリをしていかなければと感じさせられました。
  • とても難しい内容だと感じました。正しい評価の上に成り立つコンセプトだと思ったので更に勉強しなければと改めて感じています。
  • 非常に勉強になりました。今日の内容を踏まえ、知識・技術を向上させていきたいです。
  • 座学だけでなく、実技(デモンストレーション)もあり、楽しく聴講することが出来ました。私はSTですが、PTの先輩や同期から更なる知識を学んでいきたいと思います。

平成22年度(2010年度) 実施講習会等の概要一覧へ

平成22年度 動作介助法講習会(HNA理論による動作介助法) -実施講習会等の概要-

 
詳しくは、動作介助研究会HPへ
平成22年度 動作介助法講習会[HNA理論による動作介助法]
平成22年度 動作介助法講習会[HNA理論による動作介助法] ご案内(PDF)

 会 場:   介護老人保健施設イマジン
 講 師:
  斉藤 大輔 先生 (NPO法人 動作介助研究会
    医療法人社団 愛友会 動作介助研究会員)、
  高城 宗敏 先生 (NPO法人 動作介助研究会)、
  中野 まり子 先生 (NPO法人 動作介助研究会)

内容

 1回目: 平成22年 9月 9日(木) 「ホールドアンドカバー法」(斉藤大輔講師)
 2回目: 平成22年10月 7日(木) 「スライド法」(高城宗敏講師)
 3回目: 平成22年11月11日(木) 「寝返りから起き上がりまで」(中野まり子講師)

【トランスファーの問題点】
 「持ち上げる」ことによる腰痛・事故

【Human Natural Action の概念】
 人間の正常な動作パターンが理論の中心として用いられる。
 「わたしたちはどのように動くのか?」⇒「ケースは何ができるのか?」を考えることで、、必要なところにのみ介助を加えていく。介助が最小限で行われるためケースの残存能力がいかされる。

【トランスファーに介助を要する原因】
 1.下肢の支持性はあるが、立ち上がれない
 2.下肢・体幹の支持性が無い

【介助をする上で忘れてはならないこと】
 ・ケースの能力を的確に判断する
 ・「ケースを動かす」のではなく「動くことを手伝う」
 ・「してあげる」ことでケースの能力を奪わない(過介助になっていないか?)
 ・「適切な声かけ」も立派な介助である
 ・ケースが不快な思いをしていないか考える

感想

  • ケアワーカーに伝えるためにもがんばります。
  • 日々の業務もお忙しいなか、計画から実施まで御尽力頂き、ありがとうございました。
  • とても有意義な時間になりました。とてもわかりやすく、便利なトランスファーを教えて頂きました。ありがとうございました。
  • とても良い研修会でした。改めて自分の重心移動の大切さを実感しました。
  • 明日から使える知識:技術をありがとうございました。
  • 実際の業務内で、スライド法を使用し、ご本人、スタッフに、楽なケアが出来るようになりました。
  • 実際に臨床で使ってみたいなと思います。
  • デモンストレーションを丁寧に行っていただき、分かりやすかったです。
  • 参加人数に対してしっかり講師の方についていただき指導を受けられることができました。
  • トランスファー、起居動作の患者様、介護者に負担のかからない動作を学べました。臨床の場で活かしていきたいです。
  • みんなに伝達していきたい。最後に参考用紙をもらえて助かりました。ありがとうございました。
  • 現場で使える介助法をわかりやすく伝えていただきました。ありがとうございました。
  • 具体例をまじえてとてもわかりやすく、参考になりました。
  • 実際の現場でも導入してみたいと思いました。
  • とても勉強になり、臨床で役に立ちました。ありがとうございました。

関連リンク

 動作介助研究会

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平成22年度 第2回 介護者講習会

 

内容:「呼びかけに反応がない時の対応について」~その時あわてない為に・・・!~

日 時: 平成22年8月29日(土)
時 間: 13:30 ~ (受付開始 13:00)
場 所: 介護老人保健施設イマジン2階デイルーム
定 員: 25名
参加費: 無料

第2回 学習会 障がい者就労促進プロジェクト(後援) -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 脳卒中復職支援 ~今できることを考えよう~

開催概要

第2回 学習会 障がい者就労促進プロジェクト(後援)の様子1

開催日:   平成22年8月1日(日)
会 場:   北原脳神経外科病院
参加人数:  27名

内容

(1)講座 「障害者職業センターと考える復職支援」
   ・田川恭子氏
   (独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 東京都障害者職業センター多摩支所)
   ・飯沼 舞(医療法人社団 北原脳神経外科病院 作業療法士)

(2)当事者の復職体験談
   ・清水さん(夫妻)
   ・進行:廣瀬 陽子(医療法人社団 北原脳神経外科病院 作業療法士)

感想

 ◇講座 「障害者職業センターと考える復職支援」

  • 「障害者職業センター」という施設があることを、初めて知りました。
  • 障害者職業センター側、医療機関側双方の取り組みについて、具体的に知ることができて大変勉強になりました。
  • 実践的な支援を紹介してもらい良かった。

 ◇当事者の復職体験談

  • 当事者のご意見、ご苦労など、ご本人の口から伺うことができて本当に良かったです。医療スタッフとして、励みになりました。
  • ご本人の気持ちを聞けて良かったです。

 ◇学習会全体を通して

  • 就労支援はとても大切なテーマであり、また、時間がかかるものだと感じました。
  • 病院のスタッフが参加しており、今後、障害者の就労が進んでいくことを期待します。

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平成22年度 第2回 出張講演

 

依頼元: 日野市地域包括支援センター

日 時: 平成22年7月23日(金)
場 所: 多摩川園
テーマ: 転倒予防教室
講 師: 渡邉要一
参加者: 27名

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