平成22年度 福祉用具適合講習会「南多摩福祉機器展」 -実施講習会等の概要-

 

「南多摩福祉機器展」

平成22年度 福祉用具適合講習会「南多摩福祉機器展」
平成22年度 福祉用具適合講習会「南多摩福祉機器展」ご案内(PDF)

日 時: 平成23年2月5日(土) 10:00 ~ 17:00
会 場: 八王子市南大沢文化会館
     (京王相模原線「南大沢駅」から徒歩3分)
参加費: 無料 (出展・発表含む)
対 象: 福祉用具・生活環境とリハビリテーションに関心をお持ちの全ての方
参加人数: 410名
出展企業・事業者: 17社、展示機器: 約450点
主 催: 南多摩保健医療圏
     地域リハビリテーション支援センター
後 援: 財団法人東京都福祉保健財団、
    八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市、
    東京都理学療法士会、東京都作業療法士会、
    日本シーティングコンサルタント協会、
    日本車いすシーティング協会、
    日本リハビリテーション工学協会

プログラム

平成22年度 福祉用具適合講習会の様子1

→適合の試み パネル発表(13演題)
【利用者の視点】
「移動手段と福祉機器の適合」
  八王子市 虹の会 原島 保夫

【適合事例】
「要介護度4の妻を支える夫 その夫を支える妻」
  八王子市 訪問看護ステーションいるか 中村 静江
「願い叶えます!あなたの住まい」
  八王子市 (株)山六

【取組事例】
「康明会病院での車椅子選定への取り組み」
  日野市 医療法人康明会 康明会病院
「回復段階に応じた自助具等の選定・工夫の紹介 ~ギラン・バレー症候群の患者さまを通じて~」
  多摩市 多摩丘陵病院 三沢 幸史 中澤 幹夫 大熊 勝也
「退院前住宅改修指導」
  町田市 ふれいあい町田 小林 幸治

【からだにあわせる技術】
「自分の体に合った椅子」
  八王子市 家具のまち 八王子 伊藤洋平
「姿勢・椅子・健康―木工作家による作品展示と座位姿勢計測具の紹介―」
  山梨・河口湖町 工房木夢 吉野崇裕

【まちづくりへの提案】
「「おうちを元気に からだを元気に」 多摩ニュータウン・ケア連携バリアフリー改修事業」
  多摩市 「おうちを元気に からだを元気に」事務局
 

平成22年度 福祉用具適合講習会の様子4

→報告・ディスカッション(8演題)

司会・進行 永生会在宅総合ケアセンター 加藤 公恵 所長(保健師・看護師)

平成22年度 福祉用具適合講習会の様子3

テーマ:「みんなの知恵・私の工夫」

1.住宅改修・まちづくり
 ■適合報告
 ■住宅改修
  「段差2.4m 2世帯住宅改修事例のバリアフリー工事」
   (株)山六 介護ショップミニロクメイト 斉藤 博人
  「関節リウマチの方の住改事例・脳梗塞の方の住改事例」
   パナソニックエイジフリー介護チェーン日野 槌居 淳志

 ■事業報告
  「おうちを元気にからだを元気に― 多摩ニュータウン・ケア連携バリアフリー改修事業―」
   ひとみタウンケアクリニック院長 大池 ひとみ (医師)

2.福祉用具
 ■福祉用具の安全性
  「介護ベッド ここが危ない!! 」
   パラマウントベッド(株)&サンネットワーク(株)
    多摩センター 長谷川 綾子・田村 幸一

 ■当事者の視点から
  「日常生活(衣食住)の中の私の工夫」
   日本オートランニングシステム(株) 小宮山 優

 ■適合報告 福祉用具
  「在宅復帰へ向けての住環境整備(転倒予防・立ち座り補助)」
   (株)ヤマシタ・コーポレーション 相模原営業所 熊谷 覚・森沢 光徳

 ■福祉用具とニーズ
  「福祉用具とニーズ」
   永生会・地域リハ支援センター 石濱 裕規 (理学療法士)

 ■適合報告 シーティング
  「車いすの適合支援 ~病院・老健・在宅~」
   永生病院 岩谷 清一 (作業療法士)

3.まとめディスカッション
   数井クリニック 数井 学 院長 (医師)
   八王子市介護保険課 木内 基容子 課長 ほか

平成22年度 福祉用具適合講習会の様子5

→閉会の辞
   医療法人社団永生会 理事長 安藤 高夫

※記録DVDにつきましては、学術・教育目的の使用に限り、無償で頒布させて頂いておりますので、御希望の方は、御所属・御芳名・連絡先を明記の上、事務局迄ご連絡下さい。
平成22年度 福祉用具適合講習会「南多摩福祉機器展」結果
平成22年度 福祉用具適合講習会「南多摩福祉機器展」 結果(PDF)

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平成22年度 第5回 新人セラピスト教育研修 -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 「セラピストのためのコミュニケーションスキルアップ講座 基礎の基礎」

平成22年度第5回新人セラピスト教育研修
平成22年度第5回新人セラピスト教育研修 ご案内(PDF)

言葉でのコミュニケーションをとりにくい患者さまを前にして、戸惑ったことがありませんか。
障害の理解と、ちょっとした工夫で、その患者さまからもっとたくさんのことを引き出せるはず。
今回は特に高齢者に生じやすいコミュニケーション障害である失語症・構音障害・難聴について概説し、対応方法を紹介していきます。

開催概要

開催日:   平成23年1月12日(水)
会 場:   永生病院
参加人数:  43名
講 師:   八王子言語聴覚士ネットワーク
       江村俊平 先生(永生クリニック)

内容

2010年度第5回新人研修プログラムの様子1

【1.構音障害】 発声・構音器官の運動障害 Speech
 呼吸―発声/韻律―共鳴・構音
 肺ー声帯―軟口蓋・舌・顎・口唇
 脳―神経
 原因:脳損傷、神経―筋疾患
 評価:聴覚印象による重症度の評価 会話明瞭度
 対応:発話のスピードを落とす 発話に慣れる
 代償的表出手段:筆談、文字盤、トーキングエイド、レッツチャット、透明文字盤、意思伝達装置

2010年度第5回新人研修プログラムの様子2

【2.失語症】 言語言語を使用する能力の障害 Language
 原因:言語野の損傷
 共通の症状:喚語困難、錯語、聴理解の障害
 対応:情報を伝える
 状況理解を促す(絵、ジェスチャー、指さし、カレンダー・地図、画像検索)、適切な刺激入力(ノイズを減らす、区切ってゆっくり話す、繰り返す、情報を絞り整理する)
 対応:情報を引き出す
 じっくり待つ、代償表出手段(紙と筆記具、書字、描画、はい/いいえ、選択肢の提示)

【3.難 聴】 聴覚(聴こえ)の障害 Hearing
 老人性難聴:内耳性 + 後迷路性難聴
 原因:加齢に伴う生理的変化
 特徴:語音弁別(言語音の聞き取り)困難、進行緩徐で自覚に乏しい、他問題を合併
 対応:補聴器の適合、口の動きを提示、ゆっくり区切る、視覚的な刺激を活用

 心に残った一言:「その人を知ることが、コミュニケーションのしやすさにつながる。」

感想

  • 今まで聞いたことがあったが、理解が不十分であったことが確認でき、参加して良かったです。工夫次第で、コミュニケーションがしやすくなることが分かりました。明日から早速利用したいと思います。
  • 臨床で失語症の患者さんとご家族とのコミュニケーションにおいて、何かアドバイスできたらと思っていながらもSTさん任せにしていた部分がありました。今日学んだ対応方法をOTとしてもご家族さんに提案できるようになりたいと思います。ありがとうございました。
  • 分かりやすく、楽しく勉強させていただきました。構音障害の部位別の判定の仕方など聞いてみたいと思います。
  • 中枢神経症状の有無に関わらず重要な内容だったと思います。身近なtopicでありながら新たな気付きがあり、明日から意識して取り組んでいきたいです。
  • 失語の患者様を受け持っていて、表出方法を広げたいと思っていました。本日、研修を受けてそのヒントがいくつか得られました。ありがとうございました。
  • 実例を含め、分かりやすかった。普段意識が少ないコミュニケーションを考えながら、患者に介入して行く必要があると感じた。
  • 失語症や難聴の患者さまと関わる機会は非常に多いので、とても勉強になりました。本当に明日から使えるような詳しい対応の仕方を知ることができて、明日からの患者さまとのコミュニケーションがたのしみになりました。ありがとうございました。
  • 私はSTですが、患者さまやご家族様に説明する場合にはこういう風に伝えればいいのかということを江村先生の講義から学ぶことができました。密度の濃い内容を分かりやすく楽しく学ぶことができました。どうもありがとうございました。
  • STの方から話を聞く機会がないので、新たな知識が得られました。ありがとうございました。
  • 具体的に映像や音声を用いて説明して下さったので、理解しやすかったです。

関連リンク

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平成22年度 第4回 新人セラピスト教育研修 -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 「そうだ! 画像所見を診てみよう!」

平成22年度第4回新人セラピスト教育研修
平成22年度第4回新人セラピスト教育研修 ご案内(PDF)

画像所見を診ることは選択しうる評価手技の一つです。
画像所見は知識と経験が必要で、最初はとっつきにくいものですが、患者様が模範解答となり、毎回答え合わせをしてトレーニングが可能です。最新鋭の機器も、解らないから使わないのでは宝の持ち腐れです。最初の一歩を踏み出すための基本的な内容を紹介します。

開催概要

開催日:   平成22年12月8日(水)
会 場:   東京天使病院
参加人数:  83名
講 師:   佐々木 良 先生
    (東京天使病院 リハビリテーション科 科長)

内容

2010年度第4回新人研修プログラムの様子1

【1.脳機能局在論の歴史】
 17世紀から20世紀初頭:骨相学、ブローカ・ウェルニッケ、ブロードマン
 20世紀前半から1980年代:負傷兵、ロボトミー、分離脳
 1990年代以降:MRI、PET

【2.神経の基本構造】
 ニューロン、樹状突起、神経突起、伝導・伝達、神経伝達物質

【3.大脳皮質の名称】

2010年度第4回新人研修プログラムの様子2

【4.大脳皮質の解剖】
 橋,トルコ鞍入り口のレベル:前頭葉、側頭葉、橋、小脳
 橋上部レベル:前頭葉、側頭葉、視床下部、中脳、小脳
 第3脳室レベル:線条体(被殻、尾状核)、内包、視床下部
 松果体レベル:線条体(被殻、尾状核)、内包、視床
 脳梁膨大レベル:脳梁膨大部、側脳室
 側脳室体部レベル:帯状回
 側脳室上方レベル:帯状回、帯状溝

【5.大脳皮質の機能局在論】
 運動野(ブロードマン4野):運動そのものに関与、機能分化が明確
 補足運動野(ブロードマン6野):運動の調節に関与

【6.画像所見を用いた演習】

 心に残った一言:「患者様が模範解答となり、毎回答え合わせを繰り返していくことで、画像診断ができるようになる!」

感想

  • 明日から今回の資料をもとにMRIをみてみようと思いました。本当に勉強になりました。復習をしたいと思います。とっつきにくい画像について興味がわきました。
  • 知識・学問として学んできたものの、なかなか臨床場面で見ても役立てることができずにいました。まだ分からないことばかりですが、今日をきっかけに多くの画像を見てゆこうと思います。ありがとうございました。
  • 大変ためになるご講演ありがとうございました。画像を見ることで、回復の見込みなどが予想できるなど新たな発見がありました。
  • 視床=感覚麻痺と大雑把にとらえていましたが、今回の勉強会を通しもっと細かく評価し治療につなげることが大切だと感じました。
  • 画像は今まで何回も見ていますが、本etcでみながら確認しても、いまいちよく理解できませんでした。この資料を活用しながら再度勉強していきたいと思った。できればもう少し時間をかけて説明してほしかったです。
  • 脳画像の見方が実用的な方法を知ることができました。自力でトレーニングしてみます。ありがとうございました。
  • 解剖学の勉強も改めてし直さなければいけないと実感しました。
  • 今まで画像から症状を考えたことはなかったので、今後意識して画像をみていきたいと思います。ありがとうございました。
  • 基本ではついていけたのに、途中からついていけないと思いがっくりしてましたが、画像トレーニングでは理解できてホッとしました。解剖での見分けるポイントとか最高でした。
  • 画像の勉強は必要だと思いながら難しく避けてしまいがちでしたが、今回の分かりやすい資料と講義で、もっと画像を見て、患者さんの症状と比較してみようと思いました。ありがとうございました。
  • 深い分野だと思うので、今日の内容を基本にして勉強したいと思います。

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平成22年度 介護者講習会 特別講演(共催) -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 認知症と共に ~なくなる記憶、なくならない感情~

開催概要

平成22年度 介護者講習会 特別講演(共催)の様子1

開催日:   平成22年11月13日(土)
会 場:   介護老人保健施設 イマジン
参加人数:  50名
講 師:   瀬川 浩 先生
       ヒルサイドクリニック 院長 (内科・神経内科)

内容

【1. 認知症患者の気持ちを理解するその前に】
 認知症患者を本当に理解して眺めて見直してみると違う世界が見える

【2. 認知症の診断基準】
 短期記憶または長期記憶の障害
 抽象的思考の障害
 判断の障害
 高次皮質機能の障害
 人格変化

【3. 短期記憶が無くなってしまったら連続性を失った状態である】
 連続性が断たれると、前後関係が分からないためにとっても不安になる
 適切な判断が出来なくなる
 記憶力の障害は人々をとっても苦しめる

【4. 認知症患者に残されている機能】
 基本的な感情はかなり末期まで保存される
 認知症患者の世界を想像して、相手の考え方に合わせて対応することが重要

【5. 認知症患者への対応】
 医療, 介護

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平成22年度 第3回 新人セラピスト教育研修 -実施講習会等の概要-

 

テーマ: 「明日から使える関節可動域訓練」

平成22年度第3回新人セラピスト教育研修
平成22年度第3回新人セラピスト教育研修 ご案内(PDF)

関節可動域制限は、臨床の場面において多かれ少なかれ問題点に挙がります。養成校で学んだ基礎にプラスして、明日からの臨床の場面で使えるヒントを実技を含めて紹介します。

開催概要

開催日:   平成22年11月10日(水)
会 場:   多摩丘陵病院
参加人数:  89名
講 師:   中澤幹夫 先生
      (多摩丘陵病院 理学療法科 科長)

内容

2010年度第3回新人研修プログラムの様子1

【1.関節可動域制限は何故起こるのか】
 関節可動域制限とは
 関節可動域制限の原
 拘縮、強直について

【2.骨格筋の構造と筋線維のタイプ】

【3.結合組織について】
 筋膜と腱のコラーゲン線維走行の違い、粘弾性とは

2010年度第3回新人研修プログラムの様子2

【4.不動が生体へ与える変化】
 不動による線維、蛋白質量、筋組成、筋小胞体、滑膜の変化

【5.関節可動域訓練】
 筋連結について
 軟部組織モビライゼーションについて
 ANATOMY TRAINSについて

【6.実技】
 肘関節、股関節に圧迫・牽引を加えた時の可動域の変化
 上腕二頭筋の軟部組織モビライゼーション(筋の把持の仕方)
 頭皮マッサージによる立位体前屈の変化
 皮膚へのアプローチによる股関節、手関節可動域の変化
 想像することで関節可動域を良くする

 心に残った一言:「リハビリのマッサージやROM訓練とは、その場で気持ちがいいというだけのものではなく、治療としてよくなっていくためのもの。」

感想

  • 簡潔で分かり易く、頭に入り易い内容でした。実技も多く、明日からの臨床に活かせる部分もあり、大変勉強になりました。ありがとうございます。
  • 実技を中心に臨床的な内容が多く、非常に勉強になりました。
  • ROM ex.に関してトータルに分かり易く、自分が得ていた知識の整理もしやすくなると感じました。ありがとうございました。
  • 一人職場で自分でやっていた事の確認や新しい場として今後もお願いします。新人だけでなく、1人でいるセラピスト向けで実技の確認といった形で開いて頂けるとうれしいです。
  • プラットホームを使用し、リハ室だったのでリアル感の中、学べました。
  • 学校では教えてくれない内容でしたので、大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • ROMexを行うには筋のアライメント、関節の構造が分からなくては出来ないことが分かった。
  • 私はSTですが、関節可動域訓練の基本的な考え方、手技を理解できました。とても分かりやすかったです。実技指導もあり、明日からの臨床に役立てたいと思います。
  • 臨床の内容について非常に考えさせられる内容で、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
  • 効果のみえる実技・理論の講義で非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。
  • すぐに治療に取り入れることばかりで勉強になりました。ありがとうございました。
  • skin mobility の話は非常に若いセラピストには有効でした。気付けるかは本人の感受性であると思いますが、非常に楽しかったです。
  • ROMの今まで知らなかった知識を学ぶことが出来ました。臨床で活かしていけたらと思います。

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